命には関わらないが、あなたのQOLを下げているかもしれない
慢性かくれ脱水症は命に関わることはほとんどないでしょう。
その為多くの方が見逃している事が多く、お医者さんですら灯台下暗しになっていることもあります。
現代医学で解明されていない慢性症は、そのほとんどが命に関わらない症状である事から研究が進まないのである。
ちょっと身体に不調があるならばまずは一番当たり前の事から気をつけるべきではないでしょうか?
最近では色々肩こり腰痛に効く食べ物とか栄養素とか情報は色々混在していることは事実かと思います。
「血液をサラサラにする成分が多い」とか、「軟骨の主成分を大量配合」とか、「これを飲んでから急に元気になりました」なんて素人を食い物にする宣伝文句にしか思ませんね。
本当に普段のバランスの取れた食事で不足しているものでしょうか?
私はこれまで多くのクライアントから得た臨床データを元にひとつの説をご紹介してみたいと思います。
あくまで独自の調査によって得られたデータであるため確証させる証拠はありませんが、試してみる価値があると思いますので良かったら参考にしてください。
そこで今日は「体内の水不足によって病気が引き起こされる」と言う考えを皆さんにお伝えして行きたいと思います。
慢性かくれ脱水症とは?
人の身体は、水を容易に得ることができる環境にあっても、脱水症状に陥ってしまうことがあります。
健康にとって水は実際にどれほど大切なのか、そしてまた毎日必要とされる量の水を摂取しなかった場合に、一体身体の中でどんなことが起こるのかそれを十分に理解している人少ないかもしれませんね。
大人になると喉の渇きの感覚が鈍る

実は人は渇きの感覚や水の必要性を正しく認識する能力を失ってしまっているようなのです。そのひとつに成人になった初期の段階から、一般に喉の渇きの感覚が少しずつ失われていきやすいと言われています。
そのために私たちの身体は、慢性的かつ継続的な脱水状態になっている可能性があります。
私たちが飲む水は、細胞機能を支えたり、細胞の中で一定の体積を占めることによって構造を維持したりするので、私たちの日々の水の摂取量は細胞活性の効率に影響を与えます。
問題は、私たちが成人期を過ぎて年齢を重ねるにつれて、自然に”喉の渇きの感覚“が衰えていくというところにあります。
その結果無意識で「水を飲みたい」という欲望を感じないために、自然に細胞内の水含量が減ってしまうのです。
老化とは体内水分量の減少は比例する

年齢を重ねるごとに身体の細胞の水含量は減少していき、細胞の内側にある水の体積と細胞の外側の水の体積の比率が減少してしまいます。
老化とは体全体の細胞の水分量が減っていく事と言い換えることもできます。
実際年齢の同じ人間でも若々しく見える人と、老けて見える人、健康的に運動ができる人、歩く事すらままならない人には肌の見た目のハリなんかにも差がある事に気が付きませんか?
水不足によって引き起こされる、老化や病気を予防したり治療したりするための解決策は、定期的に水を摂取することです。
どんな症状が疑われる?

慢性的な脱水症状を知らせるさまざまな危険信号があります。
- 頭痛
- めまい
- 首のこり痛み
- 慢性的な肩こり
- 寝違い
- 背中の痛み
- ぎっくり腰
- 慢性腰痛
- 胃腸疾患
- 尿の色が濃い
- 手足の痺れ
- 手足の冷え
- 狭心症
- 筋痙攣
「またそれですか?」と、いろんな要因で疑われる常連ですね。この様な症状で悩んでいる人ほど今回のテーマの様な思いもつかない当たり前の事が欠けているだけという事が多々あります。
こうした慢性的脱水症状が何らかの病気に由来するものであると、私たちは誤って判断してしまう事も少なくありません。
もちろんここで疑われる症状は大変な病気が潜んでいる事がありますから症状が続いている方はまず先に病院で詳しく検査をする事をお勧めします。ただ病院でどこも悪くないと言われ上記の症状で悩んでいる方は慢性かくれ脱水状態にある事を疑っても良いかと思います。
さらに問題を大きくしているのは慢性的な水不足によって引き起こされる症状がさまざまであって、私たちはその真の原因が水不足にあるとは夢にも思わずに、何らかの病気であると見なしてしまい、その結果、その症状を抑えようとして薬に頼ってしまうというのです。
身体が訴えている渇きの信号は異常なものと認識され、薬剤を使って処理されて必要ない薬を体内に取り入れてしまう結果にもなります。
何が水分として吸収される?

水やカフェインの含まないお茶、食物からの水分等になります。
ノドが渇いた時にはお茶やコーヒーやアルコール飲料を飲むことで渇きを癒すことができる、とする考え方も、混乱を大きくしています。
これは極めてありふれた考え方ですが、大きな落とし穴でもあります。
カフェインを含んでいるコーヒーやお茶など、あるいはアルコール飲料では、決して身体の中の水含量を増やすことはできないとのことです
これらの飲料にはもちろん水がたくさん含まれていますが、同時に利尿作用のある物質も含まれているので、飲んだ水より多くの水が体内から尿として排出されてしまうのです。
『本意での身体の中の水不足を解消するためには役立たないかもしれません。』
『また唇の渇きは、脱水過程で最後に表れる症状なのです。』
さらに老人においては問題は、唇が明らかに乾燥しているように見えても、水を欲しているということが本人にとって認識されず、水分補給をしないという事です。
いつが飲むタイミング?
1時間に200cc位ずつ1日に1500ccから2500cc位の水分補給が理想です。
現代医学では、唇が渇くことが水不足の唯一の兆候として考えられているとのことですが、この唇の渇きは、じつは一番最後に表れる水不足信号なのです。
つまり、先ほど述べた様に大人になると喉の渇きを感じにくくなっており、唇が渇く症状が見られたら、それは脱水症状の末期状態にあるということなのです。
その為特別喉が渇いたなと思う前に定期的に水分を口にするという習慣をまずは心がけなければいけません。
身体の慢性的な痛みは、それが外傷や感染などによって簡単に説明がつかなければ、痛みが発生している部位における慢性的な水不足を訴える信号ではないかと疑ってみるべきです。
再発するような痛み、あるいは慢性的な痛みは身体内の水不足によって起こっているかもしれません。
人間の1日に必要な水分量は?
まず1日に約1.5リットル〜2.5リットルの水を飲む習慣を試してみて下さい。
量に関しては身体の大きさと、仕事内容などで結構な差があると思います。日本人の平均体型からの算出となりますのでご自身の体格(仕事内容も考慮)で計算しましょう。
<計算式>
体重(kg)×(★)=1日に必要な水分量(ml)
★=30歳未満:40、30~55歳:35、56歳以上:30
ジムで運動する日は、運動時間30分ごとに約350mlを、1日の水分摂取量にプラスすればオッケー
1日の食事から摂取する水分量は約300〜500ccと考えましょう
例えば私の体重で計算をしますと、
68(kg)X 35(係数)= 2380(cc)
私は食事の時必ず味噌汁など汁物を一緒にとるので食事から摂取する水分量を500ccと計算する事にします。
【1日に必要な水分量】2380(cc)ー【食事分の水分量】500(cc)= 1880cc
私の身体にとって普段1日の中で摂取するべき水分量は1880(cc)となります。
これは私自身の調子良い時の感覚とほぼ一致します。
ですが1つだけ気をつけなければいけないことは、腎臓が正しく機能していることが前提であるということです。腎機能障害のある方は医師の相談の下にしてください。
色々な身体の問題に悩んでいる方はまず30日間毎日水を飲むことを試してみてください。水分が足りていなかった人程大きな身体の変化が合わられるはずです。
トイレの回数は1日何回が正常?

1回200㏄から400㏄、1日の尿量は1500㏄くらい。トイレに行く回数は1日4回から7回が正常といわれています。
日本新薬ウェブより
身体の大きさでだいぶ個人差はあると思いますが、2時間おきにトイレに行くくらいが正常と考える事が正しいです。
肩こり、腰痛と慢性脱水症の関係性

30代・40代の肩こり・腰痛経験者5,000人を対象に、「肩こり・腰痛は日本の国民病だ」と思うかと聞くと、肩こりは73.5%、腰痛は67.0%(あてはまる+ややあてはまるの合計)が「国民病だ」と答えています
第一三共ヘルスケア株式会社
以下にありふれた例として、腰痛の場合を簡単にご紹介いたします。肩こりの場合は首の骨「頸椎」に当てはまる内容です。
脊椎関節においては、水分は互いに接触しあう表面で潤滑油の働きをしているのみならず、椎間にある椎間板の中核部に大量に含まれ上半身を支えています。
75%ほどの身体の上半身の重量がこの椎間板に含まれる水分によって支えられており、残りの25%は椎間板の周りにある繊維質によって支えられています。


要するに背骨の関節1つ1つに水が蓄えられており、身体の重量を支えるうえでこの水が重要な役割をしている、ということです。
これらの関節のほとんどにおいて、定期的に作られる真空状態が関節に向かう水の流れをつくり出します。
そして関節の活動によって生み出される圧力によって、古くなった水分は外へと搾り出されることになります。
腰痛を防ぐには、十分な量の水を飲んだうえで、水を椎間板の空間に引き入れるのに必要とされる真空状態をつくり出すための正しい運動が必要になります・
そしてこの運動は、背筋の痙攣をも和らげます。
この背筋の痙攣が、じつは多くの人々にとって、腰痛の主要因になっているとも言われます。
これもまた少し分かりにくいかも知れませんが、簡潔に言えば、
「背骨の関節に水が十分量しみ込んでいないと腰痛になる」ということです。
そして腰痛を解消するためには、水をたくさん飲むことと、背骨の関節の中まで水をしみ込ませるために正しい効果的な運動をするのがよいということです。
このように私たちが普段思っている以上に、慢性的な脱水状態はさまざまな症状の根本原因となっているのです。
興味深いのはストレスから生じる鬱病や慢性疲労症候群すらも、脳の内部における水不足が要因となっていると研究者は述べています。これについてはまた後日別の記事でお話しします。
私の不思議経験談から水の大切さ…

私は以前過労から、7年ほど慢性疲労症候群、線維筋痛症を経験しました。
今となったから言える事ですが、当時は生きた心地がしない程辛い経験で全く普通の生活ができない程のものでした。
もともと前向きでどんな事にでも挑戦する様なタイプの人間だったのですが、その末期には鬱状態にあったのではないかなと今になって思ったりもします。
どんな検査をしても原因がわからない、どんな治療も変化が現れない。そんな絶望的な状態の時に藁をも縋る思いである湧水の出る泉に行った事がありました。
それはドイツのノルデナウという村に出る湧水で、世界3大名水に選ばれる有難い水です。
奇跡の水と呼ばれるその水にはある一定の効果がある様で、世界中から重い病気の人や有名スポーツ選手などが訪れるパワースポットでした。
まだ全てが解明されていない様ですが、世界3大名水には水素が含まれるという共通点があり、それが人々の弱った体を治癒していると言われています。
私もその頃近くに住んでいた為あやかって月に一回そこを訪ね50リットル位毎回汲んできては毎日飲む水として利用していました。
その頃水に対する自分の意識が変わりそれまでいかに自分が「慢性かくれ脱水症」だったかに気が付き積極的に水を飲む様になりました。
1ヶ月の間奇跡の水がきれればペットボトルのボルビックを飲む様にしていましたが、体全体に影響する良い変化はさほど大差はなかった様に感じます。
そのご1ヶ月ごとに体は劇的に回復を見せて、私は今健康に元気に生きています。
あの頃、もし水に対する意識の変化がなければ今でもまだ何かしらの症状に苦しんでいたのではないかと思っています。
もちろんすべての物事はひとつの要因から生まれるものではなく、常に複合的です。その中でも私にとったらただ水を飲む事の大切さは大きなポイントでした。
このように、水不足が真の原因となって慢性的な痛みとして表に現れる症状には、じつに多種多様な病名が当てはまります。
下記リンクは私が現在日本で使用している電解水素水生成機です。私の場合おまけで逆流性食道炎も水素水の効果で改善しました。
まとめ
ある研究者はこう言っていました。
「水を飲んで治らない病気は、どんな名医や薬でも直すことはできない」
私たち日本人は海に囲まれた島で育ちながらもあまり水を飲むという習慣が無い(近年減ってきている)ように感じます。(砂糖水の清涼飲料水を飲む事が多すぎる)
日頃から必要なものと認識し水を飲む癖をつけることで特別なことをしているという感覚はなく上手に水分を取れこれまで悩んでいた症状の一部が改善されるといいですね。
そしてまた普段から水をたくさん飲むことによって、たくさんの病気の発症をあらかじめ予防することができるのです。
人間の身体の細胞はおよそ3ヶ月で大体が入れ替わります。それは3ヶ月ごとに身体の細胞は新しく生まれ変わっているとも言い換える事ができます。
これまで、再利用しつつかなりの節約術で体内の水分をなんとか使いまわしていたあなたの身体は綺麗で新鮮な新しい水を欲しています。
人間の身体は血液を綺麗にしてあげれば大体の病気が改善します。もともと備わる自然治癒力の力です。
それを最大限に引き出す最初の手段が綺麗な水を身体に入れて、どんどん悪い物質を体外に排泄するという方法です。
自分の身体を水槽に例えると、
1日に1.5リットルから2.5リットルほど身体の中の古くなった水分を交換できる。
私はこう考えます。
地球に生まれ人として生きていく一番シンプルな方法を是非心がけてください。

枯渇しているあなたの体に生命の原点と言える水を満たしてあげましょう!