筋肉の活動パターンの全体像

難しいあみだくじみたいですね。なんとなく聞いたことがある文字が含まれてますか?この図を理解するために下記に簡単にまとめました。
筋肉の活動種類を分類すると下記5種
ではまず、なんとなくで良いので5つの内「重要な3つのパターン」の意味を理解しましょう。
①【静的】で【筋長一定】の【等尺性収縮(アイソメトリックス)】
②【動的】で【求心性(短縮性)】の【等長性(アイソトニック)】
③【動的】で【遠心性(伸長性)】の【等長性(アイソトニック)】
【動的】で【求心性(短縮性)】の【等速性(アイソキネティック)】【動的】で【遠心性(伸長性)】の【等速性(アイソキネティック)】
ここでは等速性(アイソキネティック)は専門機材でしか実現しない運動方法なのでテーマから除外します。でもまだ、だいぶわかりにくいですね。
①【止めるチカラ】等尺性収縮(アイソメトリック)

関節運動を伴わない「静的」な状態での筋収縮です。
ここでは筋トレ目線でなく、人の生活の上での例えを加えていきます。
例)コップの水を持っている状態など
②【縮めるチカラ】・求心性・等長性収縮(アイソトニック)

筋肉が縮む際の収縮活動
例)コップの水を口に運ぶ際の上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の縮む動きなど
③【伸びに耐えるチカラ】・遠心性・等長性収縮(アイソトニック)

筋肉が伸ばされながら縮む際の収縮活動
例)コップの水を飲み終えて机に戻す際の上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の伸びる動きなど
④⑤等速性収縮(アイソキネティック)
これは専用トレーニング機材がなければ不可能な動きのためここでは触れません。今回は忘れてください。
筋肉の活動パターンの再確認
下記に同じ意味合いの図を3つ並べました。色分けされていますのでわかりやすいと思います。同じ色の意味は全て同じ意味を表します。英語、日本語で色々と使い分けられるので本来の分類以上に勘違いしないようにまとめました。

筋肉の活動パターンの日本語認識

筋肉の活動パターンの英語認識

できればここでもう一度上に戻って読み直してください。それでほぼ簡単な意味での筋肉の活動パターンが3つ理解できるはずです。
今日のまとめ
なぜ一般の方にこんなことを教えるのかと言いますと、腰痛を理解する上でほぼ100%の方が間違った認識をしている「姿勢を維持する筋肉の働き」で、それを理解するための予備知識としてこんな面倒で複雑で日常生活に必要のない知識を覚えてもらっています。
次回はその間違った認識を説明いたします。必ずセットでご覧ください。
では今日はここまで。