「熱が出ることは悪いことじゃない」

これは人のもつ自然治癒力のひとつです。風邪を引いた場合、身体に進入したウィルスなどを攻撃する反応であって、いたって正常な身体の症状です。悪いことではなくむしろ風邪をひいても熱が出なく、何日たってもなかなか治らない方が免疫が下がってる証拠になります。
むやみやたらに解熱剤を使うことは自然な体の仕組みを妨害する事にもなりますのである程度の熱でおさまっているのであれば頭を冷やす程度が好ましいです。
人間の身体の免疫システムは栄養管理や日頃の運動、生活の不摂生が大きく影響を受けますが、それらも自律神経が正常に働いてこそ繋がりが生まれます。
またその自律神経に障害を及ぼすのも前に述べた生活の不摂生やストレス、そして身体の歪みからも影響を及ぼします。
自律神経の障害はいろいろなトラブルを生みますが一般的に分かりやすいのが不眠症やストレス性胃腸炎、偏頭痛、微熱、めまい、生理不順、立ちくらみ、鬱状態、情緒不安定などがあげられます。
そう、自律神経こそが安定して機能してくれないことにはいくら栄養を取ろうともいくら運動をしようともいくら健康になりたくても、身体は効率よく言う事を聞いてくれません。
当たり前の回復力

我々が生まれながら持つ自然な自己治癒能力、それこそが自然治癒力であって、個々が当たり前に持つもの。「恒常性の維持」ともいいます。
しかし人により身体が丈夫とか回復力が早いと言うのはこの機能が存分に発揮されているかどうかの問題なのです。
本来我々人間は出来るだけ自然治癒力を頼りに病気から回復するのが好ましく、外部的に薬の投与や手術と言うのは最終手段である事を忘れてはならないのです。
それは外部的に対処療法によってコントロールされると自律神経が崩され、結果的にこの魔のサイクルから抜け出せなくなってしまうからです。
それは身体に起こる変化の大半に言えるでしょう。もともと我々が持つ神秘の回復力これを利用しない手はない!そう思いませんでしょうか?
自然治癒力を意識的に回復させる

さて、この失われてしまった自然治癒力どんな風にもう一度取り戻せるのでしょうか?その鍵になることは以下の様なこともあげられます。
- ストレス社会の環境から抜け出す。
- 日頃から適度な運動を心がける。
- 自然品質の良質食料品(添加物の入っていないもの)を好んで食す。
- 時間にゆとりある生活を心がける。
- 空(上)を眺める時間を作る。下を向かない。
- テレビやパソコンは必要な情報だけを選んで利用する。
- 寝る前にストレッチをしてから寝る。
- 痛み止めや炎症止め剤は出来るだけ使わない。
- イライラしない。
- 電磁波の発する物の利用を控える。
- 寝る前はエレビやパソコンスマートフォンを使わない。
- 自然と繋がり静電気を除去する。
- 水を適度に摂取する。
- 体の歪みを整える。
- 噛み合わせを整える。
このようにあげた方法はいくつかの例に過ぎません。
自然治癒力が働くためには自律神経の正常なバランスが不可欠です。上記の例は自然治癒力を高めることであり、自律神経を整えることと同じ意味になります。
いろいろ試してみて自分に足りないもの必要なものを見つけてください。
また身体の歪みが直接的に影響を及ぼしている例も少なくありません。
体が歪むだけで自然治癒力は低下する

不思議と怪我は勝手に治るものですが、不思議と勝手に治ってくれないことがあります。いつまでも痛みの取れない腰の痛みや抜け出せない心の風邪はその自然治癒力の影響を一番大きく受けている場合があります。
物理的に考えれば体の細胞は一番回復の遅い組織でさえ365日ほどで回復するものです。しかし治らないのであれば自然治癒力が正しく働いていない、自律神経が乱れていると考えることができます。
姿勢に関しても姿勢が悪いから歪むのではなく、歪んでいるから姿勢が悪く見えるのです。しわった姿勢で足を組みたくなる場合は最も一般的な歪みの初期症状です。
場合によって頭から腰にかけての背骨のズレや骨盤、仙骨のズレは自律神経に大きな影響を与えます。自律神経の乱れは回復力を低下させるだけではなく、集中力の低下、睡眠障害、焦燥感、不安感、怒りっぽい、前向きになれない(ネガティブシンキング)、小さなことが気になる、胃腸障害、泌尿器障害、生理不順、EDなども影響を与えます。
身体の歪みを治すという事は病気を治すという事ではなく、貴方がもつ自然治癒力を取り戻す最善策なのです。そしてなぜ歪んでいたのかを探すことが根本療法の大前提です。
病気と言うのは突然なるものではありません。事が故(ゆえ)に起こり発症、自覚します。そうならないための健康管理をお手伝いしたいと願います。